探求 現代の国語/探求言語文化 付属教材・資料見本
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 見えじ やはら板書例① 連子 かなぐり抜き取るなりけり教科書(二一七・1~二一九・4)問   「なりけり」の「けり」の助動詞の意味はじて、読解を深めることができます。42213  1*2 15 55*1昔 今…は…昔トナ 「ム今語昔リ物伝語ヘ集タ」ルのト冒ヤ頭」・が結定語は型「と今なハっ 摂津の国 羅城門神 朱の雀一つ 「です、ざ南く方」のと守も護い神う。。こ「こ朱で雀は」は平本安来京四の 山城比較で深める▼翻案※品詞分解・現代語訳は●●ページ「参考資料⑨」参照。ている。本話もそれに準ずる形式となっている。 旧国名。今の大阪府北西部と兵庫県南東部。古くは「津の国」と呼ばれた。「せっつのくに」に同じ。城」の読み 第は、「一時ラ限セ「イ語」「句ラのジ解ョ説ウ」」参「照ラ。「ショ羅ウ」がある。「羅生門」という表記は室町時代末期に作られた謡曲「羅生門」の影響を受け、一般化したといわれている。中央を南北に貫く朱雀大路を指す。この大路を境に平安京は右京と左京に分かれる。南端は羅城門、北端は朱雀門。 旧国名比。較今での京深都め府る南部。古くは奈良から見て山の背うしろの意で山背・山代と表記した。男のいる平安京の正面関門連であするる羅城教門材もと本来のは間で読にしみて比引きべむをしる行意う。断こ定との助が動で詞「きなるり」教に山城国であるが、ここ材でには羅つ城い門のて南、側「を比指し較で深続めく「るけり」」はペ詠ー嘆(ジ気をづき設)のけ場て合がい多まい。すこ。て山城といっている。二つの教材の関連性と相こも違詠点嘆のを用把法。握上す層のる灯こ火をと不な審にど思をった通盗○「今昔物語集」と「羅生門」の段落構成〈形 第 第 第 第  「式一二四三段今段段・段落昔落落五落」〉((段(  羅上会落  城層(話  門で話・  の髪末盗  男を評人  )抜語の  く行)    嫗動   〈) )   「意 ===羅味一三二生段・門落四」〉二一八ページ    ナシ 二つの作品について段落ごとの対応関係を確認する。の部分には手を加えていないことを確認させる。第四・五段落は説話の話末評語に当たる部分で、芥川が説話部分のみを小説化したことがわかる。「羅生門」の段落構成については「構成展開図」参照。 全文を音読し、現代語訳する。行目「嫗の」・二一九ページ1行目「死にたる人の」   二一八ページ1行目「若き女の」・二一八ページ2▽短い文章の中で、同格の「の」を用いて簡潔に登場人物を説明していることがわかる。 なんと手荒く抜答   詠嘆。▽盗人の目にも嫗が若い女の死体から髪を手荒く抜き取る様子は異常で、驚きの光景であったことが窺える。羅生門教科書(二〇四~二一九) 姿を見られないようにしよう。「見ゆ」はここでは「(人に)見られる」の意。 副詞。人に知られないように物音を立てずにするさま。類義語に「やをら」がある。「か かかかつつるり」登とり「た登りるけ」るのに複 「合動か詞か。つ「りか登かるづ」りは登る」とも。「今昔物語集」以外に用例は見当たらない。「かかつる」は「かかづらふ」に同じ。伝って登る。よじ登る。羅城門には上層に登るはしごはなかったという。 櫺子。何本もの細木を縦または横に打ち付けた窓。「連子」は同音相通による俗字。き取っているのだった。「かなぐる」は手につかんで荒々しく振る舞う動作。ここでは手づかみ小説近代の●導入のポイント▽問答  登  場 「 登人板場物書人・例物段①と落」段構参落成照構に。成変更を「が羅な生く門、」芥と川比が較物せ語よの。基本●展開のポイント二一八・3何か。二一七ページ授業展開例 (発問と解説)語句と文法の解説羅城門の上層に登りて死人を見る盗人のこと〔今昔物語集〕問答   本文中から同格用法の「の」を三つ指摘せよ。96*言語文化 指導資料(近代以降の文章編)

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