探求 現代の国語/探求言語文化 付属教材・資料見本
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上段「構成展開図」では、本文の構成を示しました。導入・展開・結末などの文章構成をひとめでご確認しました。 ⓾~羅生門の楼の上 ~老婆を目撃 ~老婆を捕らえる ~老婆の弁明   下人の心にある勇気が生まれる→悪を肯定する勇気   下人の行方は、誰も知らない(二一二・15~)再度、老婆に行為の理由を聞く。第四段落(二一四・7~二一五・14)(二一四・7~)下人の心理の変化。悪の肯定。~(二一四・15~)老婆の着物を奪う。近代の小説満足。~(二一三・2~)老婆の答え。下人の失望・憎悪・侮蔑。・(二一三・12~)老婆の弁明。 老婆の理屈を聞くうちに下人の心理に変化が生じ、老婆の着物を剥ぎ取って走り去った。 下人は悪を肯定する勇気を得たのである。下人の行方は誰も知らない。・(二一五・9~)黒洞々たる夜。下人の行方は、誰も知らない。老婆との遭遇  楼上の気配    誰かがいる    おそるおそる楼の内をのぞく    死骸が転がっていた  死骸の髪の毛を抜く老婆  下人の心情の変化    ある強い感情=六分の恐怖と四分の好奇心                    ↓    老婆に対する激しい憎悪=悪を憎む心老婆の弁明  下人は老婆をねじ倒す    老婆の生死を握る→安らかな得意と満足  死骸の髪の毛を抜いていた理由    かつらにするため→失望・憎悪・冷ややかな侮蔑  老婆の理屈    生きるためには悪事を犯してもしかたがない下人の決断~下人の勇気・黒洞々たる夜構成・要約ある日の暮れ方、一人の下人が羅生門の下で明日をどう楼上に上がると、老婆が死体の髪の毛を抜いていた。下人は老婆に憎悪を感じ、捕らえて理由を問いただした。老婆は髪の毛をかつらにするのだと答え、生きるために犯す悪は許されるはずだと弁明した。これを聞くうちに下人の心には悪を肯定する勇気が生じ、老婆の着物を剝ぎ取って走り去った。下人の行方は、誰も知らない。(199字)羅生門教科書(二〇四~二一九)結末展開Ⅱ展開Ⅰ要約生きるか、途方に暮れていた。下人が一夜を明かそうと←←2493200字い段3落たごだとけまの要す約。と下段、本「文要全約体」での二は〇、〇意味字要段約落を、形掲載式*言語文化 指導資料(近代以降の文章編)

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