探求 現代の国語/探求言語文化 付属教材・資料見本
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意味段落 1  あ・2る羅日生の門暮れの方情景・雨・京都の羅生門の下 3    洛~5 中 下京の人都荒のの廃ほ荒か廃にしはた誰状も況いとな下い人の境遇 6    下・7 人 途下の方人思にの案暮迷れいていた 8    羅・9 生 盗下門人人のにの上な行へる動勇気が出ない *四角数字は形式段落番号下人の状況    天災や飢饉が重なったため    荒れ果てた羅生門の状況  下人の境遇    四、五日前に暇を出された    飢え死にしないためには手段を選ぶことはできない         ←←    とりあえずの避難の場2本文研究…本文をさまざまな角度から分析・解説しました体。の捨て場となっていた。下人は生きるためには盗人になる ある日の暮れ方、一人の下人が羅生門の下で途方に暮れていた。 京都は天災や飢饉が続き、荒廃し、羅生門も寂れて死しかないと思いながらも、その勇気が出ずにいた。夕闇が迫り、下人は羅生門の楼上で一夜を明かそうとした。1・2(二〇四・1~)羅生門の下の下人。3・4(二〇四・6~)京都の荒廃と羅生門の様子。6・7(二〇七・4~)飢え死にするか、盗人になるかの選択。8・9(二〇七・15~)楼上に上がろうとする。 下人が楼上をのぞき込むと、老婆が死体の髪の毛を抜いていた。 初めは恐怖と好奇心を感じていた下人だったが、しだいに老婆に対する憎悪とあらゆる悪に対する反感が心に湧いてきた。・(二一〇・9~)憎悪と反感。 下人は楼上に飛び上がり老婆を捕らえ、死体の髪の毛を抜いていた理由を問いただした。老婆は髪の毛をかつらにするのだと答え、生きるために犯す悪は許されるはずだと弁明した。・(二一一・11~)楼上に踏み込む。・(二一一・16~)老婆を捕らえる。※「羅城門の上層に登りて死人を見る盗人のこと」の品詞分解・現代語訳は●●ページ「参考資料⑨」参照。羅生門教科書(二〇四~二一九)小説近代の●要約第一段落(二〇四・1~二〇八・8)5(二〇六・3~)下人の境遇。第二段落(二〇八・9~二一一・10)⓾~(二〇八・9~)楼の上の気配と楼の内の様子。~(二〇九・13~)老婆を目撃。第三段落(二一一・11~二一四・6)(二一二・6)老婆に行為の理由を聞く。(二一二・7~)老婆の生死を支配しているという得意と構成展開図2●約 本文研究構成・要導入192*言語文化 指導資料(近代以降の文章編)

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