探求 現代の国語/探求言語文化 付属教材・資料見本
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上段「構成展開図」では、本文の構成を示しました。主題・例・まとめなどの文章構成をひとめでご確認いただけます。下段「要約」では、意味段落、形式段落ごとの要約と、本文全体の二〇〇字要約を掲載しました。   それ以上の利便は求めなかったが、微妙な進化は突き詰める  5アノニマスな箸のようなものこそ、誇るべき日本のデザインそれ以上の利便は求めなかったが、微妙な進化は突き詰める    5アノニマスな箸のようなものこそ、誇るべき日本のデザイン6「ふろしき」何十通りもの包み方、小さく畳んでおける  =つまり自由自在に変化できる一枚の布で、それ以上はデザインしない    人間の「考える」力や「適応する」能力を引き出す余地を残す  無限と言いたいほど表現可能なキャンバス  また「屛風」などにも同じ「ほどほど」がある7デザインを考えるのは、人の豊かさを考えること    必要以上の間違った便利さを見直す    箸やふろしきが体現する「ほどほどを極める」レベルを模索しなければならない  =8「ほ構どほ成ど・」要や約「いい塩梅」などの言葉は、日本人が忘れてはならない感性じく、「ほどほど」のデザインである。間の「考える」力や「適応する」能力を引き出す余地を残しており、無限の表現が可能なキャンバスでもある。さらに、「屛風」などにも同じ「ほどほど」が見えてくる。デザインは人の豊かさを考えることであり、その点で、便利さよりも、箸やふろしきが体現した「ほどほどを極める」ことやそうした言葉を忘れてはならない。二十一世紀には、箸やふろしきが体現する「ほどほどを極める」ことを模索しなければならない。ほど」や「いい塩梅」などの言葉は。忘れてはならない感性だ。三〇・2~)一枚の布の状態に留めた「ふろしき」は、人第四段落(三一・4~三一・16)三一・4~)デザインは人の豊かさを考えることであり、三一・14~)便利さよりも、昔から言われてきた「ほどやりきらずに手前の程よいところで留める「ほどほど」を現も可能な「ふろしき」など︑日本の生活用品によって「空き」が生まれて︑人間の「考える」力や「適応する」能力を引き出されるから︑それらは誇るべき日本の「関係のデザイン」である︒デザインは人の豊かさを考えることだが︑箸やふろしきが体現した「ほどほどを極める」ことやそうした言葉を忘れてはならない︒︵197字︶ ほどほどのデザイン教科書(二六〜三二)評論Ⅰ ← ←    + + ← ← ← 543 まとめ7 (8 (例26 (要約体現して︑それを徹底的に突き詰めた「箸」や無限の表200字*現代の国語 指導資料(評論)

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