探求 現代の国語/探求言語文化 付属教材・資料見本
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1出典解説…教材ごとに筆者(作者)や出典に関する詳しい解説を掲げました。教材の筆者および出典についての解説を掲載しました。教材の背景を確認することで、学習の導入などにお役立ていただけます。一九五五(昭和三〇)年、東京都生まれ。グラフィックデザイナー。東京芸術大学大学院美術研究科構成デザイン専攻修士課程を修了し、株式会社電通に入社した。その後、一九八四年に同社を退職して独立、株式会社佐藤卓デザイン事務所を設立し、さらに株式会社TSDO代表を務め、現在に至る。商品デザインを中心に、ビジュアル・アイデンティティやプロダクトデザイン、商品企画、テレビ番組のアートディレクションなど、多岐に渡って活躍している。主なデザイン作品として、ニッカウヰスキー、ピュアモルト、フロム・ザ・バレルのボトルデザイン/ロッテ、ミントガムシリーズのパッケージデザイン/ロッテ、キシリトールガムのパッケージデザイン/明治乳業、明治おいしい牛乳のパッケージデザインがあり、BS朝日や金沢21世紀美術館のビジュアルアイデンティティデザインも手がけており、いずれも個人の主張や個性を前面に出すことがない「ほどほど」のデザインで定評がある。主な著作に、「クジラは潮を吹いていた。」(二〇〇六)、「大量生産品のデザイン論経済と文化を分けない思考」(二〇一八)、「ケの美あたりまえの日常に、宿るもの」(二〇一八)などがある。筆者がデザイナーになったきっかけから始まり、デザインについての考え方や、実際のデザイン手法、さらに具体的なデザイン作品のコンセプトなどを語る。これらが長短さまざまなまとまりで書かれており、本文は、その中の中盤「ほどほどのデザイン」と題された部分である。その他の部分のうち、【参考資料】で引用するように、    出  3本書のタイトルそのままである「塑する思考」と題された部分は、デザインに対する筆者の姿勢を直接的に説明しており、また、本文の後半と大きく関連する「「便利」というウイルス」と題された文章もある。教科書(二六〜三二)筆者略歴・出典ほどほどのデザイン評論Ⅰ佐藤卓「塑する思考」(二〇一七・新潮社)筆者略歴 典1 出典解説*現代の国語 指導資料(評論)

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